パレスチナ問題

その他のイスラエル映画を観る

前回はちょっと熱くなって長くなってしまった。今回はさらっと残りの映画を紹介します。 まずはイスラエルのアモス・ギタイ監督の二作品。僕は個人的にはあまり好きな監督じゃない。イスラエルを代表する監督という事で見た。まずは「キプール」から 「キプー…

「プロミス」憎しみを解き放つためには?

パレスチナの話もやっと先が見えてきた。これから数回に分けて今まで紹介しきれなかった関連の映画を一気に書いてしまいたい。 僕らが普通にビデオレンタルできるパレスチナ関連の映画は数える程度。見つかればラッキーな方で、一本たりとも置いてない店はざ…

「ワルツ・ウィズ・バシール」を観る前の予習 レバノン戦争はめちゃ複雑な戦争

「ガザ侵攻」についてちょっと書くつもりが、いまだ終われない。結局,世界情勢なんて色んな事柄が連鎖してることだからね。それも仕方ないんだけど・・・先日、ラジオで町山氏が一本のイスラエル映画を紹介していた。タイトルは「ワルツ・ウィズ・バシール…

映画の中のユダヤ人 2 プロパガンダ映画編

「アウシュビッツ・コンプレックス」という言葉があるのだそうだ。もちろんユダヤ人特有の強迫観念を指すんだけど、つまり「油断したら、またアウシュビッツのような悲劇に見舞われるかもしれない」という感覚が常にイスラエルのユダヤ人を支配しているとい…

映画の中のユダヤ人 1 スピルバーグ編

イスラエルはパレスチナ人に対し、人権無視の非道な行為を数多くやってきた。今回のガザ侵攻で1300人以上亡くなったとされているけど、以前には数万人単位の虐殺があったという事実も残っている。そんなこと日本人は殆ど知らないと思う。憶えてないといった…

殺す理由を与えないために ハマスと日本赤軍

そんなにパレスチナ問題は詳しくないのに、こうやって書き続けてると我ながら「何様?」という気になってくる。気軽に始めたブログも慣れないことに手を染めると、関連の本読んだり、映画を観ているうちに更新がままならなくなる。それはそれで楽しいんだけ…

「イスラエルのガザ侵攻」ってどういうこと? その4 「パラダイス・ナウ」からパレスチナを知る

テレビを観ていたら、新成人にインタビューをしていた。「日本で最後にあった戦争はいつですか?」 正確に答えられたのはたった18%。ちょっと驚いてしまった。これが現状なの?更にその珍回答ぶりには驚きを通り越して呆れてしまった。(もちろん、面白いの…

「イスラエルのガザ侵攻」ってどういうこと? その3 イスラエルの覚悟

世界の世論は「悪のイスラエル パレスチナの悲劇」一色になってるようだ。確かに現状においてイスラエルはやり過ぎの感がある。ほぼ一方的に砲弾の雨を降らし、危険な化学兵器も使用するなど、無差別に殺戮を続けているような印象を受ける。しかもガザ市民は…

「イスラエルのガザ侵攻」ってどういうこと? その2 イスラエル建国〜現在 

前回の続き。かくして2000年の時を経て再びイスラエルが建国されることになったんだけど、そこには当然、パレスチナ人が住み着いちゃってるよね。追い出すわけにもいかないので、国連はその土地を二つに分割することを提案した。「ユダヤ人の国とパレスチナ…

「イスラエルのガザ侵攻」ってどういうこと? その1 紀元前〜第二次世界大戦直後

年末に起こった「イスラエルのガザ侵攻」ってニュース。興味ある人ってどの位いるのだろうか?宗教と民族問題が絡むと、日本人にはあまりピンとこない話。中東ではこんなことしょっちゅう起こってるから「またやってるな」って感覚の人が多いんじゃないかな…