2009-01-01から1年間の記事一覧

その他のイスラエル映画を観る

前回はちょっと熱くなって長くなってしまった。今回はさらっと残りの映画を紹介します。 まずはイスラエルのアモス・ギタイ監督の二作品。僕は個人的にはあまり好きな監督じゃない。イスラエルを代表する監督という事で見た。まずは「キプール」から 「キプー…

「プロミス」憎しみを解き放つためには?

パレスチナの話もやっと先が見えてきた。これから数回に分けて今まで紹介しきれなかった関連の映画を一気に書いてしまいたい。 僕らが普通にビデオレンタルできるパレスチナ関連の映画は数える程度。見つかればラッキーな方で、一本たりとも置いてない店はざ…

ハーフマラソン結果報告

レース前夜。仕事で台湾にいる友人から電話があった。今、こっちに戻ってるという。せっかくなのでcocosで会った。彼はいつも僕のブログを読んでくれているという。文章も読みやすいと言ってくれて、とても有り難い言葉だった。いつも他の友人からは長過ぎる…

ipod+nikeの誤差 

久し振りにランニングのお話。というのも明日、初のハーフマラソン大会に出るからだ。でもかなりテンションは落ち気味。その原因はipod+nikeにある。というか僕のミスではあったんだけど・・・ ipod+nikeは、靴にセンサーを取り付け、ipodがその信号を受信す…

映画配給会社の見識眼と商品価値

「ワルツ・ウィズ・バシール」の日本公開が決まったそうだ。それは良かったんだけど、思えば僕らは配給会社によって世界中から選ばれた映画のみ鑑賞することができるんだよね。つまりいい映画を観れるか観れないかは配給会社の見識眼にかかっているわけだ。…

「ワルツ・ウィズ・バシール」を観る前の予習 レバノン戦争はめちゃ複雑な戦争

「ガザ侵攻」についてちょっと書くつもりが、いまだ終われない。結局,世界情勢なんて色んな事柄が連鎖してることだからね。それも仕方ないんだけど・・・先日、ラジオで町山氏が一本のイスラエル映画を紹介していた。タイトルは「ワルツ・ウィズ・バシール…

映画の中のユダヤ人 2 プロパガンダ映画編

「アウシュビッツ・コンプレックス」という言葉があるのだそうだ。もちろんユダヤ人特有の強迫観念を指すんだけど、つまり「油断したら、またアウシュビッツのような悲劇に見舞われるかもしれない」という感覚が常にイスラエルのユダヤ人を支配しているとい…

映画の中のユダヤ人 1 スピルバーグ編

イスラエルはパレスチナ人に対し、人権無視の非道な行為を数多くやってきた。今回のガザ侵攻で1300人以上亡くなったとされているけど、以前には数万人単位の虐殺があったという事実も残っている。そんなこと日本人は殆ど知らないと思う。憶えてないといった…

殺す理由を与えないために ハマスと日本赤軍

そんなにパレスチナ問題は詳しくないのに、こうやって書き続けてると我ながら「何様?」という気になってくる。気軽に始めたブログも慣れないことに手を染めると、関連の本読んだり、映画を観ているうちに更新がままならなくなる。それはそれで楽しいんだけ…

「イスラエルのガザ侵攻」ってどういうこと? その4 「パラダイス・ナウ」からパレスチナを知る

テレビを観ていたら、新成人にインタビューをしていた。「日本で最後にあった戦争はいつですか?」 正確に答えられたのはたった18%。ちょっと驚いてしまった。これが現状なの?更にその珍回答ぶりには驚きを通り越して呆れてしまった。(もちろん、面白いの…

「イスラエルのガザ侵攻」ってどういうこと? その3 イスラエルの覚悟

世界の世論は「悪のイスラエル パレスチナの悲劇」一色になってるようだ。確かに現状においてイスラエルはやり過ぎの感がある。ほぼ一方的に砲弾の雨を降らし、危険な化学兵器も使用するなど、無差別に殺戮を続けているような印象を受ける。しかもガザ市民は…

「イスラエルのガザ侵攻」ってどういうこと? その2 イスラエル建国〜現在 

前回の続き。かくして2000年の時を経て再びイスラエルが建国されることになったんだけど、そこには当然、パレスチナ人が住み着いちゃってるよね。追い出すわけにもいかないので、国連はその土地を二つに分割することを提案した。「ユダヤ人の国とパレスチナ…

「イスラエルのガザ侵攻」ってどういうこと? その1 紀元前〜第二次世界大戦直後

年末に起こった「イスラエルのガザ侵攻」ってニュース。興味ある人ってどの位いるのだろうか?宗教と民族問題が絡むと、日本人にはあまりピンとこない話。中東ではこんなことしょっちゅう起こってるから「またやってるな」って感覚の人が多いんじゃないかな…

海外旅行に行くという事

近頃の若者は海外旅行に行かなくなったそうだ。旅行会社はなんとか若者に興味を持ってもらおうとさまざまな若者向け海外旅行プランを提供してるようだ。それがまた格安なんだな。例えば「ヨーロッパ(価格:7日間で7万7700円)」や「グアム4日間・ソウル3日…

「地球が静止する日」その2 アメリカの行く末?

前回の続き。それでは「地球が静止する日」のリメイクをするに当たって、制作者は何を考えたんだろう? 第一作目は1951年に作られ、SF映画の古典として有名な作品。でもマニアでない限り、ほとんどその内容を知る人はいないと思う。僕自身、タイトルを聞いた…

「地球が静止する日」その1 リメイクについて

「地球が静止する日」年末に観てきた。突っ込みどころ満載の残念な映画だった。でもこの映画は1951年に製作されたSF映画の古典をリメイクしたもの。それなりに面白い話のはずだよね。何がダメだったんだろう? リメイクを作るにあたり、たいていの映画作家は…

あけましておめでとうございます

しばらくサボってしまった。ボチボチ書き始めようと思う。とりあえずウォーミングアップということで軽いお話。忘年会で、ブログを読んでくれた友人から「長過ぎるので読むのが大変!」と指摘されてしまった。解っちゃいるけどやめられない。書いてるとそう…